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センコー 鳥栖物流センターを開設

センコー 鳥栖物流センターを開設

飲料製品主体の物流展開

鳥栖物流センター
 センコーは18日、飲料製品主体の物流を展開する鳥栖物流センター(佐賀県鳥栖市)を開設した。運営はグループ企業の九州センコーロジ(本社=佐賀県基山町)が担い、同社の本社をセンター内に移転させるとともに、分散していた拠点を集約して効率化を図った。

 鳥栖物流センターは、敷地2万9200平方メートル、鉄骨造3階建てで倉庫棟の延床面積は4万5552平方メートル。庫内中央の189メートルを貫く全天候型の屋内低床接車バースを採用、庫内で大型車37台、外部には大型車4台の接車ができる。大型車の待機用駐車場は、南側に46台、北側に14台を設けている。

 倉庫部は有効梁下6メートルで、垂直搬送機は2パレットずつ搬送できるものを4基、貨物用エレベーターは積載量4トン、3.5トンをそれぞれ1基設置。人感センサーで作業員が保管部に近付くと、そのエリアの照度を上げる工夫を凝らしており、試算では年間2000万円の節電効果を上げることを見込んでいる。

 また、72時間連続稼働可能な非常用自家発電設備、自家給油スタンドの併設により、災害時にも持続的な商品配送や保管、救援物資の保管拠点の役割を果たす。

 センコーは2014年、西日本を地盤とするコカ・コーラウエストから九州地区の物流業務を全面受託。18年には、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、センコー、九州センコーロジの3社で取り組んだ「飲料製品の九州と関西間の幹線トラック輸送を鉄道輸送に切り替えたモーダルシフト」で、日本物流団体連合会から物流環境大賞を受賞している。

 鳥栖エリアは、福岡市中心部をはじめ九州エリア全域の配送に対応でき、さらに九州エリアのセンコーグループ各社と連携することで、九州全域の物流網の拡大・効率化、モーダルシフトを図っていく。

 竣工式では、センコーの河合利広取締役専務執行役員営業統括担当、中村哲也執行役員九州主管支店長、田村哲也常務理事ロジスティクス営業本部広域営業部長、九州センコーロジの藤井信茂社長、コカ・コーラボトラーズジャパンの守屋保志執行役員ロジスティクス統括部長がテープカットして稼働させた。
河合専務執行役員(中央)らがテープカット

2025.3.28

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