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スコープ3にも対応  物流情報標準ガイドライン

スコープ3にも対応  物流情報標準ガイドライン

ver.3.00に改訂

 SIPスマート物流サービスで策定された「物流情報標準ガイドライン」について、ガイドライン利用者などで構成される物流情報標準化検討委員会は、より実態に即したver.3.00への改訂を行った。
 改訂のポイントは、①標準貨物自動車運送約款改正への対応②トラックの標準的な運賃への対応③共同運送以外の標準プロセス拡充④運送事業者から荷主企業へCO2排出量報告を可能に⑤利用実態に合わせた改訂。
 ①24年3月に標準貨物自動車運送約款が改正・告示され、荷主とトラック運送事業者相互による運送申込書や運送引受書の交付が規定されたため、運送依頼情報や運送依頼請け情報をメッセージで送ることができるようにした。
 ②標準的運賃が24年3月に改正・告示され、個建運賃、待機時間料、積込・取卸料が定められたことから、運賃請求情報や運賃支払い情報もメッセージで送ることができるようにした。
 ③物流サービス提供者(複数の運送事業者の調整を行う主体)が参加する標準プロセスは、これまで共同運送のみ定義されていたが、共同保管、検品レスについても標準プロセスを定めた。
 ④荷主企業にとって、スコープ3のCO2排出量を把握する重要性が高まりつつあり、運送事業者からの運送完了報告情報にCO2排出量を報告できるようにしたほか、共同運送での事業者間の按分やEVなど次世代自動車にも対応した。
 ⑤このほか、事前納品通知情報の統合、物流注意事項は運送と保管に分割するなどの改訂も併せて行った。
                         2025.2.18

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