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国交省など  自衛官に再就職促す

国交省など  自衛官に再就職促す

UD本社工場内で  大型トラック運転体験会

試乗会などが催されるUDエクスペリ
エンスセンター
 国土交通省、関東運輸局埼玉運輸支局、埼玉県トラック協会は5日、埼玉・上尾市のUDトラックス本社工場内のUDエクスペリエンスセンターで、自衛官を対象にした大型トラック運転体験会を開催した。

 関東エリアで自衛官を対象とした運転体験会は初。

  自衛官がドライバーズシートに着席

 物流業の担い手確保対策として現役自衛官18人に対し、最新トラック試乗と物流業界の現状の解説を行い、退官後の新たな道として物流業への再就職を促した。

 埼玉運輸支局の團村聡支局長が「本日は国民の生活を支える物流業を、身近なものとしてもらいたい」と呼びかけた後で、国交省が推進する物流への取り組みが説明され、埼ト協は物流業転職組のドライバー動画を上映し、物流業への参入障壁を下げていった。

 続いて、試乗に使用するUDトラックス製「QUON」の機能について説明が行われ、廣田雄一マネージャーは「QUONは、大型トラックの運転のイメージを良い意味で壊す目的で開発した」とアピール。ミッションをクラッチ操作なしのAT感覚で操作できる電子制御式マニュアルミッション「ESCOT」、油圧式ステアリングギア上部に搭載した電気モーターによる支援機能「UDアクティブステアリング」などの機能を紹介した。

 試乗会は3人1グループで、計8グループ80分間実施された。車両重量と荷物の総重量20トンのQUONに乗り込み、外周コースを約60km/hの速度で3周走行後、3本のパイロンを左右交互に車体を操るスラローム走行でQUONの性能を試していた。参加した自衛官は大型免許所持者で、大型トラックは業務上で日々使用しているという。

 自衛官退官後の再就職先は運輸業、警備業、製造業が多い。今回、参加した自衛官は大宮や入間などの駐屯地で活動し、第2の人生としてトラックドライバーへの興味を持つ人ばかりだ。

 自衛隊埼玉地方協力本部埼玉地域援護センターの小田林朗友センター長は「長時間労働など、ネガティブイメージが強い物流業だが、免許の資格を生かしながら、仕事ができる環境が整っていることがわかった」と感想を述べた。

 QUONの試乗については「少し慣れれば、運転しやすかった。ステアリングが軽く、ディスクブレーキ特有の急激な制動力ではなく、じんわり効くために人にも荷物にもやさしい」と評価した。

 多くの参加者が訪れた個別企業説明会

 また、試乗と並行して、トラック事業者の個別企業説明会も開かれた。埼玉を地場とする運送会社6社がブースを構え、会社概要から実際の業務などについてアピール。参加者からは熱心な質問が飛び交っていた。
                         2025.2.14

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