運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　センコーグループホールディングスは11月25日、増加している首都圏向けの量販やＥＣ物量と、近年高まるコールドチェーン物流需要の双方に対応する「センコーグループ浦和大門物流センター」（さいたま市緑区）の上棟式を行った。稼働は来年８月を予定。
　新センターは、敷地４万４５０４㎡。鉄筋コンクリート造８階建て（倉庫は５階層）で、延べ床面積はグループ最大の８万１０８２㎡。トラックバース78台、給油所、洗車場、整備場、太陽光発電、大容量蓄電池、非常用発電などの設備を計画している。
　センコーＧＨＤが建設し、グループ傘下のセンコーが、常温倉庫３万８７９０㎡を「浦和美園ＰＤセンター」として、ランテックが冷凍・冷蔵倉庫４万２１２７㎡を「新埼玉支店」として運営する。
　埼玉地区で稼働中のセンコーの物流センターでは、量販やＥＣを中心に首都圏に向けた物量が増え続けており、新センターの開設で物量増への対応を強化していく。また、ランテックが運営する冷凍冷蔵倉庫には、高さ約35ｍという国内最大規模の自動倉庫を導入し、コールドチェーン物流の強化を行っていく考え。
　立地は、都心まで約30㎞圏内の東北自動車道の浦和ＩＣに隣接、人口増加が続く新興住宅地のある埼玉高速鉄道の浦和美園駅から徒歩圏内で、人材確保にも優位性を期待している。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２４．１２．３