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JPIC  ALICEと合意書

JPIC  ALICEと合意書

森理事長 日本の取り組み紹介

基本合意書に署名(トゥルノー会長㊧と森理事長)
 欧州でロジスティクスおよびサプライチェーン管理の研究、イノベーション、市場展開のための包括的な業界リーダー戦略を開発するため、2014年に設立されたALICE(Alliance for Logistics Innovation through Collaboration in Europe=欧州連携物流イノベーション連合、本部=ベルギー)。
 11月6~7日にブリュッセルで10周年記念「Logistics Innovative Summit2024」が開かれ、フィジカルインターネットセンター(JPIC)は初日の6日、ALICEと基本合意書(MOU)を締結、ALICEのフランソワ・レジス・ル・トゥルノー会長とJPICの森隆行理事長が署名した。森氏は基調講演も行った。
 Summitのキーワードは「Competitiveness」(競争力)で、欧州各国から約150人が参加。森氏のほかマヤ・バクラン・マルチッチ欧州委員会副事務局長(モビリティ・運輸総局)ら5人が基調講演し、多くが「Twin Transition」(DigitalとGreenの2つを同時に革新する)と「Collaboration」のキーワードを多用した。森氏は、sustainable&Ecoーfriendly logisticsのテーマで、日本の物流の現状とフィジカルインターネットへの取り組みを紹介した。
 Summitの締めくくりとしてALICEのアンドレア・コンドッタ副会長が総括。森氏の講演について「輸送能力の低下に関して日本が直面している課題を議論した。これが物流チェーンの最適化と自動化の必要性に駆られてフィジカルインターネットの概念を適用し始めた理由。同じ考慮事項が欧州にも適用できる。既に23万人の運転手が不足しており、鉄道だけではカバーできない」と指摘、「欧州でもフィジカルインターネット発展の可能性を示す多くの経験がある。鍵となるのは関係者間の積極的な協力を通じて、既存のスキルを活用して必要な変更を加えること」と述べた。
                       2024.11.19
 

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