運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　三菱倉庫とキユーソー流通システム（ＫＲＳ）は、２０２２年１月に業務提携契約した「食と医を支える新しい物流プラットフォーム」構築の取り組みを進め、今後三菱倉庫の首都圏冷蔵倉庫内にＫＲＳの食品積み替えセンターを設置する。
　さらに、業務提携関係を強化し協業を加速するため、三菱倉庫の連結子会社であるＤＰネットワークの株式の一部をＫＲＳが取得する協議を開始した。
　両社は、業務提携契約締結後、昨年は関東～関西間での医薬品中継リレー輸送の取り組みを進め、今年に入って医薬品輸送でのＥＶトラック導入の取り組みを進めてきた。
　業務提携をさらに推進するには、両社グループでリソースやノウハウの相互活用を進めることが必要と判断し、医薬品輸配送専門の物流子会社ＤＰネットワークの株式の一部譲渡について協議を開始することを決定。ただし、株式取得が実現した場合であっても三菱倉庫の連結子会社であることは変わりないとしている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２４．１１．５