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F‐LINEとT2  レベル4実現へ実証

F‐LINEとT2  レベル4実現へ実証

加工食品の幹線輸送を自動化

  森本CEO(左)と坂本社長
   F‐LINE(坂本次郎社長)とT2(本社=東京、森本成城CEO)は、来年2月からT2が開発した自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を、関東~関西間の高速道路一部区間で実施する。往路はF‐LINEの川崎物流センター→西宮物流センター、復路は同じく八尾物流センター→三郷物流センター。将来に向けレベル4自動運転トラックを活用する上で最も効果的な輸送オペレーションの構築を目的としており、レベル2自動運転トラックを使用する。

 味の素、ハウス食品グループ本社、カゴメ、日清製粉ウェルナ、日清オイリオグループを株主とするF‐LINEは、加工食品物流ならではの「機能」「付加価値」「ノウハウ」を生活周辺産業全体に広げ、未来に向けて新しい物流の実現を目指している。
 そこにT2が開発を行っている自動運転トラックのスキームを活用し、両社で加工食品業界における日本の食の安定供給を目指した新たな輸送形態の協創を目的として、同実証の開始となった。

 同実証を通してF‐LINEとT2は、レベル4自動運転トラックを活用した幹線輸送の実現を目指し、物流業界が抱えるドライバー不足、物流の「2024年問題」および環境負荷低減などの社会課題解決に貢献する。

 「自動運転トラックは持続的な加工食品物流の有力な手段の一つ」(坂本社長)、「25年7月のレベル2自動運転トラックでの幹線輸送サービス、そして27年のレベル4での同サービスの開始に向けて尽力する」(森本CEO)としている。

F‐LINE西宮でのT2トラック


                        






  2024.10.29

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