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自動配送ロボット 中型は拠点間搬送も

自動配送ロボット 中型は拠点間搬送も

想定ケースを議論

 中速・中型ロボット
 経済産業省に7月設置されたより配送能力の高い自動配送ロボットの社会実装検討WGは、時速10~20km中速・中型および中速・小型ロボットの代表的な想定ユースケースについて、9月25日に議論した。
 中速・小型はフードデリバリー、食料品・日用品の速達、医薬品配送など即時性の高い配送(クイックコマース)が適しており、中速・中型は1度に多くの配送先の荷物を積載できることから、日時指定の宅配便などの用途が適していることを挙げた。
 巡回効率性を考えた場合、中速・小型は半径2km配送圏(片道30分)を広げることができないことが課題。
 中速・中型は生活道路が中心の住宅街、小売店の商品を保冷・保温機能付きロボットに載せた移動販売などのスポット巡回、BtoB搬送では道路交通法に対応する必要があるが工場や物流センターなど拠点間で無人搬送を実現できる可能性があるとした。また、荷主の数に応じて荷室数が変更できる構造を求めた。
 地域特性は、中速・中型は郊外の活用ニーズが高く、市街地はオフィス街があったり幅員が狭いなど走行難易度は高いが、中長期的な事業化が期待されるとした。
 過疎地は、中型も小型も社会課題への対応策として一定規模の導入が見込まれるとしている。
 今後、参入事業者が優先的に投資すべき領域、望ましい速度・通行場所や通行方法、機体の構造などを検討し、11月頃に中間とりまとめを行う。
                         2024.10.1

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