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伊藤忠丸紅鉄鋼など 鉄鋼物流で共同配送の実証開始

伊藤忠丸紅鉄鋼など 鉄鋼物流で共同配送の実証開始

 伊藤忠丸紅鉄鋼、NTTコミュニケーションズ、メタル便(本社=千葉県浦安市)は、伊藤忠丸紅鉄鋼が提供する脱炭素ソリューション「MIeCO2(ミエコ)」を活用し、鉄鋼物流の脱炭素化をはじめとする持続可能な鉄鋼物流の構築のための実証実験を1日から開始した。

 メタル便は、2000年から「共同配送」を提供する。「共同配送」は従来の「専属便」より効率的でCO2排出量も少ないとみられているが、定量的な評価はされていない。そこで3社は、実証においてCO2排出量の可視化をはじめとする次の取り組みを行う。

 (1)共同配送と専属便によるCO2排出量の算定方法を策定し、実際の事例で算定。「共同配送」が鉄鋼物流業界のCO2排出量削減に与える効果を検証

  (2)CO2排出量をステークホルダーに開示する仕組みの検討

    (3)共同配送によるCO2排出量削減分をカーボンクレジット化することの検討

   3社は実証の結果を12月末までに取りまとめ、共同配送によるCO2削減を定量的に示す仕組みを確立し、メタル便の実業務への展開を目指す。また、鉄鋼物流の脱炭素の取り組みに賛同する企業と連携することで、共同配送を活用した持続可能なサプライチェーンの実現に貢献していく。
                         2024.8.20

 

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