運輸新聞|1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

Sitemap

物流会社

センコー  関西ハブ拠点を増強

センコー  関西ハブ拠点を増強

高槻PDセンターを開設

 センコーは8日、高槻PDセンター(大阪府高槻市、写真)の開所式と祝賀会を開催した。
 同センターは、TC神鋼不動産が「AS-LOGI(アスロジ)」シリーズとして手がける、敷地2万3027平方メートルの物流不動産内に開設。鉄筋コンクリート造4階建てで延べ床面積5万707平方メートルのうち、4万6664平方メートルを賃借。1階にトラックバース24台、3階にも22台バースを設けたスロープ型物流施設で、各階を結ぶ貨物用EVと垂直搬送機はそれぞれ4基、ドッグレベラーや非常用発電機(48時間対応)なども設備している。
 新名神高速道路の高槻ICから約5km、名神高速道路の茨木ICから約7kmと、関西圏全域を管轄する広域輸送が可能な立地で、土砂災害リスクがない平地で排水インフラも整備。屋上に設置されている太陽光発電設備によるクリーン電力は入居テナントに供給され、災害時の物資保管や配送ニーズなど顧客のBCP対策にも貢献できる。
 また、最寄り駅がJR高槻駅、阪急高槻市駅と、労働力が確保しやすい環境にもある。一般車駐車場127台のほか、屋根付きのバイク・自転車置場、一般駐車場にはEV車用充電器を2台分設置。眺望の良い休憩室も整えるなど、倉庫スタッフへの配慮も随所に施した。
 物流の2024年問題対策として、顧客荷主が生産や物流拠点を東西に分散させる動きに対応すべく、関西ハブ拠点を増強したもの。合わせて、軽貨物配送サービスの強化やダブル連結トラックなどの中継拠点としても、新センターの活用を進める計画。
 祝賀会でセンコーの杉本健司社長は「センコーは止まることを知らずに走り続ける。倉庫もトラックもまだまだ増やしていく」とあいさつ。来年2月に完成する東大阪第2PDセンター(大阪府東大阪市)と合わせて、大阪地区のネットワーク強化を図る考えだ。
                         2024.8.20
 

ロジスティクス最新ガイドブック
年刊誌「ロジガイ2024」

詳細はこちら(無料公開中)
A4判 全ページカラー/154P

運輸新聞の定期購読 ロジガイ購入 広告掲載申込

PAGE TOP