運輸新聞|1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

Sitemap

物流関連メーカー

三菱ふそう 新大型トラック試乗会

三菱ふそう 新大型トラック試乗会

経済性、安全性、快適性進化

 三菱ふそうトラック・バスは7月23日、2023年12月に発売した大型トラック「スーパーグレート」新型モデルの試乗・撮影イベントを同社喜連川研究所(栃木県さくら市)で開催した。
走行する新型「スーパーグレート」

 6年ぶりにフルモデルチェンジした新型「スーパーグレート」は、経済性、安全性、快適性、そして操作性の向上をコンセプトに開発し、キャブデザインも一新した。燃費性能を向上した新型6R30エンジン(12・8㍑)を搭載し、大型トラックに求められるパワフルな走りと高い燃費性能を両立した。また、キャブデザインの改良により空気抵抗を改善し、転がり抵抗の少ないタイヤを追加設定することで、「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」に適合した。スーパーハイルーフを新規設定し、室内空間の快適性を向上させた。

 さらに、ダイムラートラック・グループで最も新しく、精度を向上させてより広範囲での危険への対応をサポートする先進安全装備を初搭載し、衝突被害軽減ブレーキ(ABA6)を通じた危険予防や右左折時および発進時における安全確保を強化し、大型トラックに求められる高度な安全性に対応。

 第6世代に進化したABA6は、従来モデルと比べて障害物の検出機能を改善。また、誤検出となりやすい路上の障害物もより正確に検知して誤作動を予防し、広範囲での危険に対応する。

 大型トラックにとって特に死角となる左折時の巻き込み事故を予防する機能に加えて、車両右側や車線変更時の危険を検出する機能を新たに搭載した「アクティブ・サイドガード・アシスト2・0」を新規搭載した。

 試乗会では、こうした先進安全装備の性能を体感。人に見立てた人形への衝突防止のブレーキ作動の様子や、前方の自転車や歩行者の検知の範囲、左折・右折や車線変更時の危険検出の仕組みを確認した。大型トラックでは並走する歩行者や自転車、車両などが死角で見えにくいが、警報音とランプでの警告が注意喚起する。危険が避けられないと判断した場合には、被害軽減ブレーキを作動させて車両を緊急停止させる。

2024.8.2

ロジスティクス最新ガイドブック
年刊誌「ロジガイ2024」

詳細はこちら(無料公開中)
A4判 全ページカラー/154P

運輸新聞の定期購読 ロジガイ購入 広告掲載申込

PAGE TOP