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帝国データ 道路貨物運送業の倒産 09年を上回る可能性
帝国データ 道路貨物運送業の倒産 09年を上回る可能性
上半期は4割増に
帝国データバンクが公表した2024年上半期の道路貨物運送業の倒産件数は186件(前年同期比39・8%増)となり、4年連続増加。上半期としてはリーマンショック後の2009年に次ぐ2番目の多さで、このままのペースで推移すると同年(374件)を上回る可能性があるとしている。
負債総額は227億8800万円。前年の250億6800万円を下回り、1社当たりに換算すると約1億2300万円(前年は1億8800万円)。10億円を超える倒産は発生せず、1億円未満の小規模な事業者が54・8%と過半数を占めた。
収益確保のため、荷主に対して値上げ交渉を進めたいが、失注しかねず継続的に交渉がしづらいという現状が経営悪化を招いている。
時間外労働の上限規制開始により、傭車コストの増加が営業損失の要因となったり、コロナ後の荷動き回復により増車したものの、燃料費などの値上げで車両リース料や借入返済など金融債務が負担となるケースがあったことから、下半期も引き続き道路貨物運送業の倒産は高水準で推移することを予想している。
2024.7.16
負債総額は227億8800万円。前年の250億6800万円を下回り、1社当たりに換算すると約1億2300万円(前年は1億8800万円)。10億円を超える倒産は発生せず、1億円未満の小規模な事業者が54・8%と過半数を占めた。
収益確保のため、荷主に対して値上げ交渉を進めたいが、失注しかねず継続的に交渉がしづらいという現状が経営悪化を招いている。
時間外労働の上限規制開始により、傭車コストの増加が営業損失の要因となったり、コロナ後の荷動き回復により増車したものの、燃料費などの値上げで車両リース料や借入返済など金融債務が負担となるケースがあったことから、下半期も引き続き道路貨物運送業の倒産は高水準で推移することを予想している。
2024.7.16