運輸新聞|1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

Sitemap

行政・業界団体

道路貨物運送 脳・心臓疾患28%増

道路貨物運送 脳・心臓疾患28%増

過労死等労災補償 精神障害も高水準

 厚生労働省は、2023年度「過労死等の労災補償状況」を公表、道路貨物運送業は脳・心臓疾患の請求件数・支給決定件数ともに依然1位で、精神障害の請求件数も前年度同様3位だった。

 脳・心臓疾患の請求件数は、道路貨物運送業が171件(前年度比28・6%増)。全体でも1023件(同27・4%増)と大幅に増えている。2位のその他サービスは93件、3位の総合工事業が58件であり、道路貨物運送業の多さが目立ち、全体の16・7%を占める。

 171件のうち女性は5件、死亡は38件。

 うち支給決定件数は道路貨物運送業が66件、支給決定率は38・6%。全体の支給決定件数は214件(支給決定率20・9%)であり、道路貨物運送業の支給決定率は全体の2倍近くとなる。

 一方、精神障害の請求件数は道路貨物運送業が152件(前年度比3・4%増)だが、前年度大幅増だったため21年度との比較では43・4%増となる。全体の請求件数は3575件(同33・2%増)と大幅増となり、支給件数は883件(支給決定率24・7%)。道路貨物運送業の支給決定件数は56件(同36・8%)と支給決定率は全体より大幅に高かった。

 社会保険・福祉・介護、医療業に次いで道路貨物運送業は3番目に多く、152件のうち女性は39件、自殺は7件。

2024.7.25

ロジスティクス最新ガイドブック
年刊誌「ロジガイ2024」

詳細はこちら(無料公開中)
A4判 全ページカラー/154P

運輸新聞の定期購読 ロジガイ購入 広告掲載申込

PAGE TOP