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ヤマタネ グリーンに出資、持続可能な農業へ

ヤマタネ グリーンに出資、持続可能な農業へ

河原田社長(右)と戸上CEO
 ヤマタネ(河原田岩夫社長)は、グリーン(本社=東京、⼾上崇代表取締役CEO)への出資により、同社と資本提携した。両社の関係強化により、持続可能な農業と環境負荷低減の両立を実現し、社会課題の解決に貢献する。

 グリーンは、圃場に設置したIoTセンサーで収集した環境データ等を活用し最適な栽培方法を ナビゲートするサービス「e―kakashi(イーカカシ)」により、農業従事者の収益の向上に貢献してきた。

 また、栽培支援だけでなく、栽培マニュアルの電子化により、生産者の経験と勘を見える化することで、栽培技術を次世代の農業者に継承していくことを目指す。

 さらに、植物科学を用いてデータから環境を読み解く技術を「自然の声を聴くテクノロジー」として研究開発に取り組 むとともに、環境負荷低減に向けたプロジェクトにも多数参画している。 

 ヤマタネは自らの産地ネットワークを活かし「e―kakashi」 を活用した取り組みの普及 活動を、グリーンはサービスの導入と技術面における支援を行う。今後、両社で具体的な協業の内容・条件などを定め、改めて業務提携契約を締結する予定。

 「今、農業を取り巻く環境は、離農の増加や温暖化による気候変動リスクの増大など、かつてないほどに問題が深刻化している。これらの問題解決 には、グリーンの技術・知見・ネットワークが不可欠であると考えた」(河原田社長)、「このパートナーシップは、農業界における新たな展開の可能性を切り拓くもの」(戸上CEO)としている。

2024.7.5

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