運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　日本物流団体連合会（物流連）は、第25回物流環境大賞の受賞者を決定、大賞は味の素冷凍食品とＦーＬＩＮＥによる「冷凍食品の環境にやさしく持続可能な幹線輸送の実現」が選ばれた。
　冷凍食品は温度管理が厳しく、鉄道輸送への転換が難しかったが、特に中距離帯（隅田川駅～仙台貨物ターミナル）圏内は珍しい取り組みだったこと、九州発の長距離帯でも鉄道・船舶輸送比率を向上させたことが評価された。
　低炭素物流推進賞は３件。予め工場でつくられるプレキャストコンクリートの部材輸送を12ftコンテナに収まるサイズで製造してコンテナに格納、食品・飲料業界初の中距離帯モーダルシフト、パンメーカー４社の共同配送が選定された。表彰式は６月28日に開催される。
２０２４．６．２５