運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　長田運輸産業（本社＝兵庫県三木市）はこのほど、安全研修会を開催し、運行と健康両面からの安全維持に取り組んだ。

　高野清秀社長は、コロナ禍で全員参加の研修会を見送っている間に業績が落ちたことなどを紹介。「皆さんの努力もあって新規獲得荷主が獲得できた。前期、前々期とも業績は回復。駐車場の拡大工事も完成し、５月末で車両数53台、ドライバー52人にまで拡大した」と報告した。

　続けて「安全面では、重大事故になってもおかしくない事故が発生している。事故原因は多種多様だが、日頃から言い続けている『バック３原則（まっすぐにさがる、降りて見る、ゆっくり）をはじめとする当社のルールを守っていれば、多くの事故は防げたように思う。創業者（長田光洋会長）が定めた当社の経営理念は、現在世の中で求められているコンプライアンス（法令順守）、道義的責任、社会的責任に通じている。厳しい環境下だが、創業精神、経営理念の基に全員が一致団結すれば道は開ける」と基本の徹底を呼びかけた。

　ＵＤトラックスジャパン明石支店の整備スタッフが始業点検ポイントの再チェックについて、ダンロップタイヤ近畿の技術者から空気圧管理と運行上の注意点について講義を受けた。

2024.6.21