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C&Fロジ  SGの提案受入れ

C&Fロジ  SGの提案受入れ

買付け価格5740円  低温物流全体最適へ

 SGホールディングスは、5月31日開催の取締役会でC&Fロジホールディングスの全株式を公開買付けにより取得することを決議した。当初の買付け期間は6月3日から7月12日まで、買付け価格は普通株式1株につき5740円。
 C&Fロジホールディングスは、同日開催の取締役会で、SGホールディングスの公開買付けへの応募を推奨することを決議するとともに、AZーCOM丸和ホールディングスによる公開買付け(買付け価格は普通株式1株3000円)に反対する決議を行った。
 SGHDは、今回の公開買付けについて、長期ビジョン(22年3月策定)のもと物流ソリューションの提供を通じて新たな価値を創出するには、自社の力だけでなくパートナーと連携して取り組んでいく必要があるとし、パートナーを探索していたところ、今年3月にAZーCOM丸和HDによるC&FロジHDの公開買付け提案があり、これを契機に検討を開始。完全子会社としてグループに迎えることは、国内屈指のコールドチェーンソリューションを食品メーカー・卸売・小売などの主要取引先に提供可能となるのみならず、相互に不得手とする領域を補完し合い、メディカル部門や第1次産業の産品の輸出など新規領域開拓を進めることが可能になること、C&FロジHDにおいてもGOALの同行による営業を通じた新規顧客の開拓、既存顧客へのサービス提供領域拡大やEC関連事業の成長が可能になることを理由に挙げている。
 コールドチェーンは、中期的には共同配送センターを構築し、低温物流市場の全体最適の検討を進めていく。
 C&Fロジは、AZーCOM丸和の対抗提案として4社から法的拘束力のある提案書を受領し、その中でSGホールディングスの提案価格が最も高額であったこと、AZーCOM丸和の提案は食品卸・問屋などの大口顧客の関与を低下させ、離反を招く懸念があるとして、取締役会全員の一致によりSGホールディングスの公開買付けに賛同の意見を表明した。
 なお、C&Fロジの資本金は40億円。24年3月期において、佐川急便から名糖運輸へ業務委託による約5億円の取り引きがある。
                          2024.6.4

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