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東商リサーチ 倒産の高止まり続く

東商リサーチ 倒産の高止まり続く

道路貨物運送業 1~4月は4割増に

 東京商工リサーチは、4月の道路貨物運送業の倒産件数が前年同月比2倍強の30件となったと発表した。負債総額は36億5400万円(同128・8%増)。件数の増加に加え、負債5億円以上10憶円未満が2件発生し、総額を押し上げた。

 道路貨物運送業の倒産は、昨年6月以降前年同月を10件以上上回る月が増え、3月は37件(同12件増)、4月は30件(同16件増)となった。

 この結果、今年1~4月の累計倒産件数は116件(前年同期比39・7%増)と、14年(108件)以来10年ぶりに100件を超えた。

 116件のうち、物価高関連倒産が52件と最も多く、前年の2倍ペースで増加。軽油価格の高止まりが続いており、昨年6月以降今年1月(9件)を除き2ケタで推移している。後継者難倒産は10件(前年同期は3件)、24年問題を背景に拍車がかかる人件費高騰による倒産も5件(同3件)と増加した。

 東京商工リサーチは、人件費や燃料費などあらゆるコストの上昇が運送事業者を圧迫しており、下請けも多く価格転嫁が難しいことから、今後も倒産の増勢が続く懸念が高いとしている。
 


2024.5.24

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