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キリンビール 名古屋工場で自動化装置を増強
キリンビール 名古屋工場で自動化装置を増強
物流2024年問題に対応
キリンビールは、6月からキリンビール名古屋工場において、自動倉庫の増強として「新自動ラック」を導入する。さらに、同ラックの稼働開始に合わせ、新たに「レイヤー自動ピッキング装置」も導入する。
また、商品の保管倉庫も、従来清涼飲料の保管をしていたスペースを酒類倉庫として整備することにより、酒類保管スペースを拡張し、2025年4月より運用を開始する。これら一連の取り組みで総額約10億円を投資する。
今回、「新自動ラック」の導入により、入出庫口数の増設と、出庫スピードを従来比の約2倍に向上させることにより、14 分/台の荷待ち時間を削減する予定。また、従来の自動ラックに比べ、倉庫の収容能力は3・3 倍に向上し、保管効率も向上する。
自動化によって、約半分の人手で済むなど、作業の削減・作業負荷軽減を実現する見込み。ピッキングパレットが減ることによって、トラックへの積み込みの生産性が上がり、5分/台の荷待ち時間削減に寄与する。
この酒類保管スペースの拡張により、従来場外倉庫と出荷拠点の工場を行き来していたトラック約2000運行が抑制され、場内に入構するトラックが減り、混雑が緩和されることで、約4分/台の荷待ち時間抑制につながる。
また、酒類倉庫拡張に伴い、積み込み回数が増えることに対応するため、積み込み場所の運用を変更し、ドライバーの工場内での総待機時間の抑制を図る。
2024.4.23