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国土交通省 国内航空貨物 コロナ前の7割

国土交通省 国内航空貨物 コロナ前の7割

国際も2年連続大幅減

 国土交通省がまとめた2023年(暦年)の航空輸送統計によると、国内定期航空貨物輸送量は幹線が43万1370トン(前年比3・1%増)、ローカル線が12万5863トン(同5・8%増)の合計55万7233トン(同3・7%増)と2年連続増加したものの、コロナ前の19年までの水準より約3割少ない。一方、国際航空貨物輸送は136万2090トン(同)12・2%減)で2年連続減少し、落ち込みも激しい。

 国内定期航空貨物輸送は、コロナ前は80~90万㌧台で推移していたが、依然50万トン台にとどまっている。トンキロも6億355万トンキロで、コロナ前の8~9億トンキロ水準の3分の1程度にとどまっている。

 旅客が1億397万人でコロナ前の1億人台まで回復したのと対象的。

 上位路線をみると、昨年3位だった羽田~新千歳が11万3508トンまで回復し1位となり、2位は羽田~那覇の11万905トン、3位が羽田~福岡の10万935トン、4位が羽田~大阪の4万7554トン。

 国際航空貨物輸送は、中国・韓国以外のアジアが前年比19・9%減の44万8608トン、米大陸が同20・2%減の39万8544トンと大きく落ち込んだ。中国路線はほぼ横ばいの31万7706トン。

 この結果、トンキロベースでは78億6819万トンキロ(前年比13・5%減)。2年前より24%少ない。
 
2024.3.22

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