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24春闘、前年上回る賃上げに

24春闘、前年上回る賃上げに

運輸労連 中小も平均6,000円超

 運輸産業の2024春季生活闘争は、大手を中心に解決が進みつつある。運輸労連傘下組合の賃金引き上げは、大手12組合中8組合で妥結、単純平均は6849円で前年実績を上回った。中小は52組合が解決し、単純平均は6094円で前年を2000円以上上回った。
 3月14日に大手のヤマ場を迎え、運輸労連では18日朝までに大手・中小合わせ60組合で解決した。
 大手は22春闘が単純平均で4251円、23春闘で6547円。24春闘は、前年実績を上回るかが注目されたが、解決した8組合の単純平均は6849円と2・7%上回り、加重平均でも8441円(前年実績7801円)と同2・9%上回った。
 中小組合も大健闘しており、解決した52組合の単純平均は6000円を超え、前年実績を52・0%上回った。加重平均は6336円(前年実績4757円)で同33・2%増加となった。
 一方、一時金は各企業の業績が芳しくないことを反映し、厳しい結果となった。
 大手は7組合が解決したが、前年実績を上回ったのは1組合のみで、2組合が前年実績と同じ、5組合が前年を下回った。
 7組合の単純平均は、夏季分が34万1667円で前年実績を約12万円(26・0%)下回った。加重平均は48万9670円で前年実績(53万9048円)を約5万円(9・2%)下回った。
 中小は35組合で解決しており、平均解決額は31万4624円となり、大手とそん色ない状況となっている。前年実績より5万円近く(18・1%)上回っている。
 大手組合のうち、ロジスティードと三菱電機ロジスティクス、愛知陸運は今週中には決着する見通し。丸全昭和運輸はややずれ込む見込み。
                        2024.3.19

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