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全ト協景況感 10~12月大幅に改善

全ト協景況感 10~12月大幅に改善

輸送量と運賃水準が上昇

 全日本トラック協会がまとめたトラック運送業界の景況感によると、2023年10~12月期(今期)の景況感は輸送数量や運賃・料金水準が改善基調となったことを反映し、前期(▽33・5)から大幅に改善して▽17・7となった。来期(1~3月)も運賃・料金の水準が改善する見込みを反映して▽15・0と若干改善する見通し。

 業界の景況感は、19年水準まで回復してきた。実働率は▽3・1(前回▽21・8)、実車率は▽3・1(同▽22・3)と大幅に改善。運転者の雇用動向(労働力の不足感)は前期より10?上昇して89・8となり、来期はさらに上昇して94・2と不足感は一段と強くなる見込み。

 一般・宅配・特積みの状況は、今期は一般が売上高、宅配は売上高および営業利益がプラスに転じるなど、いずれの指標も大幅な改善がみられた。特積みは改善はみられるが、数量は▽22・7、売上高は▽18・2、営業利益は▽31・8と大幅なマイナスが続く。

 来期は、一般・宅配はやや揺り戻しがあるが、特積みはマイナスは続くもののいずれの指標も改善する見込み。

 運賃・料金は一般・宅配・特積みともに来期は改善するとみている。
 


2024.3.5
 

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