運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

 ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングスは14日、今年度（１月～）から５年間のＮＸグループ経営計画２０２８　Ｄｙｎａｍｉｃ　Ｇｒｏｗｔｈ２．０を発表。最終年度の数値目標は、売上高３兆円（23年度は２兆２３９０億円）、うち海外売上高は売上比率40％の１兆２０００億円（同５８５５億円）、セグメント利益（事業利益）１５００億円（同８１２億円）、ＲＯＥ10・０％以上と設定した。
　経営計画は「Ａｃｃｅｌｅｒａｔｉｎｇ　Ｓｕｓｔａｉｎａｂｌｅ　Ｇｒｏｗｔｈ（持続的な成長の加速）」とし、堀切智社長は「変革し続ける意思を表した。企業価値向上へのさらなる取り組みを意識した経営を進める」と説明した。
　重要戦略の柱は、グローバル市場での事業成長の加速、日本事業の再構築、サステナビリティ経営の推進。
日本事業は、強靭化戦略を継続し、社内カンパニー制の導入を検討。北海道・東北、関東甲信越・中部・関西、中国・四国・九州の３つのエリアに分け、各エリアの役割を明確にし、経営の自由度を高める。今年度細部を詰め、来年１月から実施に移したい考え。強靭化により、日本事業利益率５・９％を目指す。