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日本冷蔵倉庫協会 50周年祝賀会
日本冷蔵倉庫協会 50周年祝賀会
「安全、安心、豊かに」 350人超来場
日本冷蔵倉庫協会は12日、帝国ホテル東京で創立50周年祝賀会を開き、関係者350人超が訪れた。
冒頭、浜田晋吾会長は50年前を振り返り、「高度経済成長の真っ只中にあり、食生活の安定のため、冷蔵倉庫の拡充が求められていた時代だった。当時の冷凍倉庫業界は庫腹の整備、労働環境の改善、中小企業の基盤強化など、順風満帆ではなかった。40周年式典では物流業界が抱える課題を指摘されていたが、現在我われが抱える課題が繰り返し提起されていた。それだけ解決が困難だということだ。全体最適と大所高所からの視点で皆様と協働していきたい。次の50年、100年も安全で安定した豊かな食を支えるため、当協会は冷蔵倉庫とサプライチェーン改善に取り組む」と決意を述べた。
続いて、岸田文雄総理からのビデオメッセージで以下のコメントを述べた。「冷蔵倉庫は食品産業、国民生活に不可欠な存在。産品輸入食材など、大切な商品を保管・流通を担い、私たちの食卓に美味しい食品を提供してくれる。新型コロナ感染症の影響が広がる中では、エッセンシャルワーカーとして流通を守り続けてくださり、心から感謝する。これからも食の安定供給を支え、日本の食文化を守るため、全力を尽くしていきたい」
式典では1973年7月に開かれた設立総会の際の朝永厳会長の音声とスライドショーが上映されたほか、物流倉庫振興推進議員連盟の国会議員、国土交通省、環境省、物流団体の各幹部、参列した歴代会長の紹介が行われた。
ニチレイ・大櫛顕也社長は「近年の流通業界は著しく変化をしている。2024年問題をはじめとする解決のための1つにあるのが、デジタル化だ。大きな鍵になるだろう。ビッグデータやAIを活用することで、この先50年の新しいビジネスを創出できるものと信じている。そのため、会員企業の皆様と一緒になって協会発展に皆さんと取り組んでいきたい」と述べ、乾杯の音頭をとった。
2023.10.17