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日本長距離フェリー協会がシンポジウム
日本長距離フェリー協会がシンポジウム
2024年問題で提言
日本長距離フェリー協会は11日、東京・千代田区の海運ビルで「物流シンポジウム 2024年問題―物流危機への提言~長距離フェリーを利用したモーダルシフトの意義と活用事例」をオンラインと併用で開催した。
尾本直俊会長は「ドライバー不足や環境問題など、陸上輸送力の縮小が言われる。長距離フェリーを利用したモーダルシフトを考える人も増えているが、よく分からないとの声を聞く。取り組み事例などが役立ってほしい」とあいさつした。
基調講演は加藤博敏氏(復建調査設計執行役員技師長、流通経済大学客員講師)が「長距離フェリー活用の意義と可能性」をテーマに話した。長距離トラックの14%がフェリーを利用、九州・山口発着に限れば3割が利用する。「ドライバーの拘束時間が厳しくなる中、フェリー利用でさまざまな時間を短縮できる。大型化で積載能力は約2割上昇、ダイヤも利用しやすくなっており、コストも時間給や車両損料を加味すれば決して高くない」と指摘した。