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NX総研改訂見通し、23年度貨物輸送 0・5%減に下方修正
NX総研改訂見通し、23年度貨物輸送 0・5%減に下方修正
建設関連が下押し
NX総合研究所は、7月に公表した「2023年度の経済と貨物輸送の見通し」を改訂した。23年度の国内貨物輸送量の伸びは7月時点での予測値から0・3㌽下方修正し0・5%減に。消費関連貨物が前年度の反動増でプラスに転換するも、建設関連貨物の減が下押ししている。
今回の見通しの前提として、コロナ禍による景気の下押し圧力はさらに弱まっていくとしながらも、「世界的な景気減速」「世界的なインフレ」「中国の不動産問題による経済減速」「長期化するウクライナ戦争」などをリスク要因として挙げている。先行き不透明感が高まる中で、さらに下振れリスクが懸念される。
23年度の国内貨物輸送量は、消費関連貨物が2・4%増とプラスへ反転。生産関連貨物は原材料・燃料価格高止まりも、自動車関連などが増加し0・5%増。建設関連貨物は大規模土木工事の執行が期待できないほか、新設住宅着工戸数の減少で2・7%減。年度全体で0・5%減(41億6300万㌧)になると見通した。