運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　コクヨは、２０２４年１月から一部エリアでオフィス家具製品の配送リードタイムを１日延長する。予定しているのは、長距離輸送が必要となる東北・九州エリアおよび山口県下関市。
　コクヨグループのワークプレイス事業は、オフィス家具製品の配送を全国一律のリードタイムで設定しており、これまで輸送経路の変更や倉庫内の出荷スケジュールの調整、ドライバーの拘束時間削減などの取り組みを行うことで、リードタイムを維持してきた。
　今般、協力会社の安全運行や持続的な安定供給を維持するため、配送リードタイム延長を決定。これにより、ドライバーだけでなく、倉庫内作業員など幅広い範囲の物流従事者の確保や働きやすさの実現が可能になるとしている。
　同社は、ホワイト物流推進の一環としてパレット輸送やバース管理システムの導入を進めてきたが、今後も物流ネットワークを維持するための取り組みを進め、新しい物流体制を構築していく。