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物流関連メーカー
三菱ふそう EVバッテリー5分で交換実証
三菱ふそう EVバッテリー5分で交換実証
米国企業と契約
三菱ふそうトラック・バスは米国Ample Inc. (本社=サンフランシスコ)と、日本国内における EV(電気)トラック向けバッテリー交換技術の共同実証に関する契約を締結した。
今年3月、同社は電気小型トラック「eCanter」の新型モデルを発売、99~324㌔㍍の航続距離によって、都市内輸送を中心に多くの引き合いがあった。今回の実証では、さらに将来を見据え、より長距離を走行する用途など、その活用の可能性拡大を探る。
Ample社のモジュールを装着した「eCanter」が、Ample社のバッテリー交換ステーションに入庫すると、ロボットが自動でバッテリーを交換する仕組み。バッテリーの交換時間は5分を目標とする。この取り組みを通じて、顧客の反応、この技術の拡張性、日本における将来的な商業化の可能性を検討する。日本国内での試験車両の走行を今冬に実施する予定。
通常のEV小型トラックの国内での充電時間は、普通充電で10時間前後、急速充電で1~2時間程度。実証では、バッテリー自体を交換してEVトラックの稼働可能時間を大きく高めることで、物流業界のEVシフトを後押しすることを目指す。