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NX総研短観 4~6月は1ポイント低下

NX総研短観 4~6月は1ポイント低下

7~9月 7ポイント上昇も下振れ懸念

 NX総合研究所は、企業物流短期動向調査(2023年6月調査)の結果を公表、4~6月実績の国内出荷指数は前期より1ポイント低下しマイナス13となり、7~9月見通しは逆に7ポイント上昇してマイナス6と見込む。

 1~3月、4~6月と2桁のマイナスが続き低迷、7~9月は上昇の見込みながら「中国経済の悪化や国内での利上げ、増税の動きから、足踏みから失速になっていくのでは。下振れの可能性が大」とする。

 当初、4~6月はマイナス6と予測したが、実際には15業種中で食料品・飲料など6業種が前期実績から上昇したものの金属製品など7業種が前期実績から低下、生産財卸や消費財卸は2桁の低下。7~9月は一般機械のみ低下で12業種が上昇と予測する。
地域別では、7~9月は全地域で上昇するが、四国、東北、九州・沖縄、関東、近畿の5地域がマイナス。

 輸送機関利用の動向は、一般トラックで△10→△11、特積み△11→△11など4~6月はほぼ全機関で低下、7~9月見通しはトラックは徐々に持ち直しつつあるが全機関でマイナス。

 輸出入貨物量の動向は、外貿コンテナの輸出△17→△20、輸入△11→△12。7~9月は上昇ながらいずれも国内以上に鈍い動きが続く。国際航空も輸出△20→△21、輸入△19→△19。7~9月はいずれもほぼ横ばいと低調が続く。

 在庫量と営業倉庫利用の動向は、おおむね横ばいで在庫調整は足踏み。トラック運賃の動向は、一般で1~3月39、4~6月46、7~9月51と上昇圧力が強まる見通し。物流コスト割合も、33→34→37と上昇が続く見込み。
 
 

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