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郵船ロジスティクス 中国―ラオスを結ぶ高速鉄道で複合一貫輸送提供

郵船ロジスティクス 中国―ラオスを結ぶ高速鉄道で複合一貫輸送提供

鉄道輸送の様子
 郵船ロジスティクスは、中国・昆明-ラオス・ビエンチャンを結ぶ中国ラオス鉄道を利用した、鉄道+トラックの複合一貫輸送サービスの提供を開始した。同社のグローバルネットワークを活用し、集荷・通関・配送まで一貫して輸送するだけでなく、GPS機能を用いた輸送状況の可視化も可能。6月にはラオス発中国経由、欧州までのトライアル輸送を実施した。
 中国ラオス鉄道は昆明とビエンチャンを結ぶ国際高速鉄道で2021年12月に開通。これまで中国と、ラオスをはじめとするASEANの近隣諸国を結ぶ輸送はトラックが主流だったが、中国と隣接するラオス、ベトナムなどとの国境で混雑が発生することが多く、リードタイムの短縮、コストの削減が課題だった。中国とラオスが鉄道でつながったことで、安定したリードタイムで大量輸送の実現が期待できる。
 今回のサービス提供開始は、海上輸送やトラック輸送における混乱時のBCP対策として有効なだけでなく、鉄道輸送の利用によってCO2排出量削減に貢献できるグリーン・ソリューションのひとつとしても位置付けている。今後さらなる輸送需要の拡大が見込まれる中国主要都市とタイ、ベトナム、ラオス、カンボジアなどのメコン地域を中心としたASEAN諸国を、鉄道やトラックで効率的につなぐ複合一貫輸送サービスの拡充を目指す。

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