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フィジカルインターネット実現会議▼ロードマップを改正
フィジカルインターネット実現会議▼ロードマップを改正
化学品WG設置
経済産業省と国土交通省は13日、フィジカルインターネット実現会議をオンラインで開催。経済産業省の中野剛志物流企画室長は冒頭、会議の趣旨としてロードマップ(昨年3月策定)改正案を提案し、承認された。
フィジカルインターネットは、物流の2024年問題を来年に控え、政府も物流革新に向けた政策パッケージを策定し、追い風が吹いてきた。
■提唱者も強い関心
日本のフィジカルインターネットは提唱者であるジョージア工科大学 ブノア・モントルイユ教授もロードマップに高い関心を持つ。パリ国立高等鉱業学校のエリック・バロー教授も、「プレイヤー間で多くの調整が必要となるが、日本は文化やツールが共通であることが役立つだろう」と期待を寄せる。
ロードマップの中で、水平連携のキーとなるパレットの標準化は、官民物流標準化懇談会の分科会で検討中。バラ積み貨物のパレット化が喫緊の課題とし、中間取りまとめ(昨年6月)では、これからパレット化を図る事業者に推奨パレットとしてT11型を提示した。
■北海道で地域懇談会
地域別では、特に課題が顕著と考えられる北海道を対象に、幅広い荷主・物流の事業者間の問題意識の共有、情報・意見交換を促す「地域フィジカルインターネット懇談会」を設置したほか、協調の可能性を探るための実態調査も開始。
業界別には、スーパーマーケットは物流サービス水準を明確化し、サービスの高低に応じて上下させる価格体系(メニュープライシング)の導入案について、議論を進めている。建材・住宅設備では、商慣習が物流効率化を妨げる要因とみて、日本建材・住宅設備産業協会が主体となり、納品条件の見直し・透明化を図っている。
輸送関連ではドローン航路・自動運転支援道の設定、高速道路でのレベル4自動運転トラックの実用化に向け、大型車では困難だったリスク回避について、外部からの支援による環境整備の検討を進めている。
事例発表したNEXT Logistics Japanの・・・