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カンダHD▼売上高500億円達成

カンダHD▼売上高500億円達成

新規業務獲得で業容拡大

 カンダホールディングスは12日、東京・中央区の日本証券アナリスト協会で会社説明会を開催、2023年3月期の決算説明や経営戦略などを発表した。

 連結決算は売上高516億2100万円(前年同期比8・3%増)、営業利益27億3000万円(同9・8%減)、経常利益28億200万円(同9・5%減)、当期純利益17億7400万円(同8・9%減)の増収減益。 
 
 新規業務の獲得や既存取引の業容拡大、M&Aなどにより売上高は増収となったが、燃料価格や電気料金など調達コストの上昇や新規営業所開設時の初期費用が嵩んだことなどで利益面は前年を下回った。ただ、売上高は中期経営計画を1年前倒しで500億円を達成した。今期は、売上高520億円(同0・7%増)、営業利益31 億円(同13・5%増)、当期純利益20億5000万円(同15・5%増)と過去最高益を目指す。
 
「幅広い営業基盤が強み」と話す原島社長

 新規業務では、昨年6月神奈川県厚木市にてペット用品のメーカー共配業務を開始。車両台数、走行距離減によりCO2排出量約58%削減、営業所の併設で手待ち時間約65%削減で国交省から「物流総合効率化法」の認定を受けている。同10月には尼崎市にて美容ディーラーの物流センター業務を開始。

 物流DXについては、安全運転支援システムの試験導入やAMR(自律走行運搬ロボット)の今年度中の導入を準備するなど、先端技術による次世代型ロジスティクスの構築を図る。

 今年11月に創立80周年を迎えることから、今期の経営方針を「80年を超え500億円を超えて新カンダを皆で築いていこう」として、①新規業務の獲得、②新時代に合わせた明るい職場づくり、③インフレ・人手不足時代に合わせた新たな取組み、④交通事故・労災事故削減――を推進する。
 
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