運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　経済産業省と東京証券取引所、情報処理推進機構は、ＤＸ銘柄２０２３を選定。ＤＸ銘柄32社のうち陸運業ではヤマトホールディングス、ＤＸ注目企業19社のうち倉庫・運輸関連業として三菱倉庫が選ばれた。

　ヤマトホールディングスは、あらゆる情報をリアルタイムに把握し、社内外と連携できる新デジタル基盤「ヤマトデジタルプラットフォーム」（ＹＤＰ）を構築。今回、顧客基盤と輸配送ネットワーク・拠点などを組み合わせ、サプライチェーンの幅広い領域で価値提供できる企業を目指している点、データ分析にもとづき顧客のサプライチェーン全体の変革や業務効率化推進などに取り組んでいる点が評価された。

　三菱倉庫は、既存のプロセスを生かしつつ、ＡＩ技術などを活用した自動化・効率化に資する業務プロセスを構築・導入して、サービス品質と生産性双方向の向上につなげている点、医薬品物流データプラットフォーム「ＭＬ　Ｃｈａｉｎ」を構築したことが評価されたとしている。