運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　三菱倉庫は、医薬品・ヘルスケア物流および米国政府機関向け物流を提供するＣａｖａｌｉｅｒＬｏｇｉｓｔｉｃｓグループ４社（米国３社・英国１社）の株式を、同社が新たに設立する子会社を通じて取得し、連結子会社化する契約を締結した。

　米国子会社が、Ｃａｖａｌｉｅｒ　Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓグループの合計発行済み株式総数の90％相当を取得、残る10％相当を保有するグループの現ＣＥＯおよびＣＦＯから現物出資を受けることで、同グループの合計発行済み株式のすべてを取得する。

　三菱倉庫は、米国拠点で長年同グループのパートナーとして関係を築いてきた。米国では最先端の研究や治療が多数行われており、グローバルな医薬品市場に比べ、今後も高い成長を続けると見込まれている。

　４社は、Ｃａｖａｌｉｅｒ　Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ　ＭａｎａｇｅｍｅｎｔⅡ（資本金３万米ドル）、Ｃａｖａｌｉｅｒ　ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＡｉｒ　Ｆｒｅｉｇｈｔ（同２万６４６５米ドル）、ＤＣ　Ｄｙｎａ（同＝１万米ドル）、本社はいずれもダラス。英国はＣａｖａｌｉｅｒ　Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ　Ｕ．Ｋ（同１５０英ポンド、本社＝ロンドン）。４社の連結売上高は１億５１９５万米㌦、連結営業利益は１４５７万米㌦（22年12月期）。

　株式譲渡実行日は８月１日を予定、24年3月期の連結業績予想に与える影響は精査中。