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NX総研短観▼1~3月は9ポイント低下

NX総研短観▼1~3月は9ポイント低下

トラック運賃は過去最高水準に

NX総合研究所は、企業物流短期動向調査(3月調査)の結果を公表、1~3月の国内向け出荷量「荷動き指数」は前期より9ポイント低下し△12となり、4~6月見通しは6ポイント上昇して△6に戻すと見込む。

 昨年10~12月実績は△3で、当初、1~3月は△4と1ポイントの小幅な低下を予測したが、実際には△12と大幅な低下となった。「足元の景気動向が怪しくなってきており、4~6月はまたしても下振れの可能性が高い」(佐藤信洋シニアコンサルタント)とする。

 業種別では食料品・飲料1→△6、化学・プラスチック△29→△32、鉄鋼・非鉄△14→△40、パルプ・紙△21→△35など全15業種中の9業種が低下。変動に強い食料品・飲料の低下のインパクトは大きく、さらに大きく変化させたくない装置産業が低下も気になるところだ。

 輸送機関利用の動向は、一般トラックで△5→△10となるなど1~3月は国内航空以外の5機関で低下。4~6月は5機関で上昇するものの戻りは鈍い。

 輸出入貨物量の動向は、外貿コンテナと国際航空ともに輸出入量は1~3月は低下ながら、4~6月では全機関で上昇を見込む。

 在庫量と営業倉庫利用の動向は、動向指数は徐々に低下しており、生産が足踏み、在庫が積み上がってきているので在庫調整の動きがみられる。

 一般トラック運賃の動向は、45→39→51と運賃改定期を迎え、
上昇圧力が一段と強まる見通し。2024年問題がクローズアップされていることも影響。4~6月の51は過去最大の数値となる。倉庫保管料も電気料金の値上げで上昇基調。物流コスト割合も39→33→39と再上昇の見込み。
   

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