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日本自動車ターミナル▼板橋で新施設竣工

日本自動車ターミナル▼板橋で新施設竣工

初の2層式で利便性を向上


 日本自動車ターミナル(JMT)は25日、板橋トラックターミナル(東京都板橋区高島平)の「JMT板橋新1・2・5・6号棟(東棟)」の竣工式を行った。
 
 同施設は、JMT初の2層式バース専用施設。板橋トラックターミナル全体開発の第一弾として建設され、接車部分にシャッターを設置し、1階部分は全天候型の荷役が可能となるなど利便性の高い施設となっている。2階部分へは、上り下りでそれぞれ別のスロープでアクセスすることができる。
 

 建築面積は1万9237m2、延べ床面積3万1224m2、地上4階建て。梁下有効高は1階ホーム5・8m以上、3階5・6m以上。各接車場所では大型トラック30台が駐車できる。太陽光発電パネル264枚を設備(発電容量100KW)。隣接地に2棟目を2025年春の竣工を予定。

 同ターミナルは、首都高速や新大宮バイパスに近接し、関越・東北方面とのアクセスに優れた東京西北部の交通の要衝に立地。供用開始(1970年10月)から50年が経過し、2021年から全体再開発を進めている。「災害に強いトラックターミナル」の構築に向け、施設の耐震補強や72時間対応の非常用自家発電設備を設置するなど、危機管理対策の強化を図っている。

 藤田裕司社長は「施設の機能向上とより早い施設提供を目指した。車両の動線をより良くするため、柱の数を最小限にし、柱の位置をホームに近づけた。今後の当社の荷捌施設の先駆けとなる基幹施設」とあいさつ。

 利用事業者を代表して乾杯の音頭をとった第一貨物の米田総一郎社長は「立地の良い場所で、半世紀以上利用させていただいている。大変使いやすい施設ということで、柱の数が少ないのも大変ありがたい。ドライバーの新規採用や定着に大いに資すると思う」と話した。

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