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三菱ふそう▼次世代のEVトラックに進化
三菱ふそう▼次世代のEVトラックに進化
「eCanter」新型モデルを試乗
三菱ふそうトラック・バスは13日、3月に発売したフルモデルチェンジした電気小型トラック「eCanter」新型モデルの試乗イベントを喜連川研究所(栃木県さくら市)で実施した。
2017年に国内初の量産型電気小型トラックとして発売した「eCanter」は、20年の先進安全装備拡充を経て、新型モデルは次世代のEVトラックとして大きな進化を遂げた。
モーターを後軸に統合した独自開発の電動アクスル(eAxle)を採用し、ドライブトレインをコンパクトな構造にすることで従来モデルの1型式から国内モデルでは合計で28型式のシャシラインアップを展開し、ダンプ、キャリアカー、脱着車、リヤクレーン、ゴミ収集車といった架装にも対応。
また、ホイールベースに応じてバッテリーを 1個から最大3個まで搭載可能なモジュール式バッテリーを採用し、車種に応じて99㌔㍍から最大で324㌔㍍までの航続距離を用意し、ラストワンマイル輸送からより長距離の輸送まで用途に応じた最適な航続距離を実現。さらに、内外装も次世代のEVにふさわしいデザインにアップグレードし、回生ブレーキの改良に加えて、外部給電システムも新たに実装した。
試乗会では、静粛性に加え、発電により強力なブレーキ力を発生する回生ブレーキの制動力を4段階の強度で坂道などで体感した。プレゼンでは、新型車はディーゼル車と比べ、運行コストで約45%、定期点検項目数約34%、メンテナンスコスト約25%それぞれ低減することを説明した。