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非居住者在庫+VMI

メーカーなどが、海外に現地法人などの拠点を持たなくても、自社名義で在庫を持つこと。
 英語ではNon Resident(非居住)Inventory(在庫)ですが、非居住者在庫管理イコールVMI(Vendor Managed Inventory)としている物流企業なども多くいます。
 VMIは、もともとはベンダー(納入事業者)がメーカーの要望に応じてジャストインタイム納入できるよう、メーカー拠点の近くにベンダー名義で在庫を保管・管理すること。海外で行う場合が多いため、非居住者在庫管理と同義で使われますが、非居住者在庫管理は、厳密には国際保税VMIを指します。
 それに、VMIはベンダー主導型在庫管理と訳されたため、多少の混乱が生じています。確かに、形式上はベンダーによる在庫管理ですが、実際の在庫オペレーションは物流企業が担っており、ベンダー主導型という言葉に違和感を感じる人も多いかと思います。
 物流企業は、VMIサービスといわずに、よくVMI倉庫という使い方をします。海外のメーカー工場にタイムリーに部品を供給するため、保税地域にVMI倉庫を設置し、非居住者在庫制度を活用して在庫を保管し、必要な分だけ輸入通関して配達します。
 発注の都度、海外から輸入するよりも、コストや納期にメリットがあります。
 非居住者在庫制度は、………

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